子宮がん検診

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子宮がん検診とは

子宮がん検診の概要

子宮がん検診の概要

子宮がん検診は、子宮頸がんと子宮体がんを早期に発見するための検査です。子宮頸がんは子宮の入り口にあたる子宮頸部に発生するがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が主な原因であり、性交未経験であればHPVワクチン接種による予防が可能です。一方子宮体がんは子宮の奥にある子宮体部に発生するがんで、エストロゲンの過剰刺激が関連しています。
子宮頸がんはHPV感染が主な原因であり、性交未経験であればHPVワクチン接種による予防が可能です。

子宮がんの罹患率

日本人女性の子宮がんの罹患率は人口10万人当たり約44.4例(子宮頸がん16.8例、子宮体がんが27.6例)です(引用:国立研究開発法人国立がん研究センター )。

子宮がん検診の方法

主に子宮頸がん検診では子宮頸部の細胞を採取し、顕微鏡で調べる「子宮頸部細胞診」を行います。またHPV検査を併用することで、検査の精度が向上します。子宮体がん検診では、子宮内膜を採取して顕微鏡で調べる「子宮内膜細胞診」を行う場合が一般的です。

子宮がん検診の受診率

子宮がん検診のうち日本人女性の子宮頸がん検診の受診率は、20歳以上の女性で約40%程度と推定されています(同上 )。これは先進国の中では比較的低い受診率であり、更なる受診率向上が求められています。

子宮がん検診の有効性

子宮がん検診のうち子宮頚がん検診は国内で高い有効性があるという報告があります。この報告では、受診者率が40%以上の地区では子宮頚がんの死亡率が63.5%減少したのに対し、受診者率が10%台の地区では死亡率の減少が33.3%にとどまった、とされています(同上 )。

子宮がんのリスク要因

子宮頚がんと子宮体がんのリスク要因は以下の通りです。心当たりのある方は1年に一度の子宮がん検診の受診をおすすめします。

子宮頸がんのリスク要因

  • HPVに感染しやすい要因(若年での性交、複数のパートナーとの性交)
  • 喫煙

子宮体がんのリスク要因

  • 閉経が遅い
  • 前がん病変(子宮内膜異型増殖)が認められる
  • 月経不順、不妊症など女性ホルモンの異常がある
  • 出産経験が少ない
  • 肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病がある など

子宮がん検診のメリット

子宮がん検診には主に以下のようなメリットがあります。

早期発見・早期治療が可能

他の部位に発生するがんと同様に子宮がんは初期段階では自覚症状に乏しいため、患者様自身で発見することはできません。そのため定期的な検診を受けることで早期発見・早期治療が可能になります。

治療の選択肢が広がる

早期発見されたがんは進行がんに比べて治療の選択肢が広がります。

治療の負担が軽減される

がんが進行すると手術範囲が広がったり放射線療法や化学療法が必要になったりすることがありますが、早期発見されたがんは進行がんに比べて治療の負担が軽減されます。

予後が良好になる

早期発見されたがんは、進行がんに比べて予後が良好です。子宮頸がんでは前がん病変の段階で発見され適切に処置されれば、ほぼ100%の生存率が期待できます。

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