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年代ごとで変わる、女性のお悩み
女性の体は年代ごとに大きく変化していきます。そのため女性が抱えるお悩みやかかりやすい病気も年代ごとに変わっていきます。
奈良市・奈良駅のならまち内科 あいりレディースクリニックでは各年代の女性のお悩みや病気に寄り添い、日本産科婦人科学会認定の産婦人科専門医の観点から、患者様お一人おひとりに合ったサポートを行っています。以下で紹介しているようなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。
10代(思春期)
10代は初めての月経が来るのが早すぎたり遅すぎたりすることがあり、月経の周期が不規則だったり月経痛がひどかったりすることもあります。また急に背が伸びたり体重が増えたりして、体の変化に戸惑うこともあるでしょう。そのため月経や性についての正しい知識を持つことが大切です。
この年代は周囲の大人に自分の心や体について相談しづらい時期でもあります。そのような場合は、当院のユースクリニックをご利用ください。
この年代に多い病気
月経不順、月経困難症、無月経などの月経異常
月経の周期が乱れたり、月経痛がひどかったり、月経が来なくなったりする状態です。
性感染症(クラミジア、淋菌、HPVなど)
クラミジア、淋菌といった細菌、HPVと呼ばれるウイルスへの感染が原因となって発症します。主な感染経路は性的接触です。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
主な症状は生理不順や多毛、肥満など。多数の小さな嚢胞が卵巣に現れる病気です。
20〜30代前半
20代から30代前半は性感染症に気をつける必要があります。おかしいと思ったら早めに検査を受け、適切な治療を受けることが大事です。また自分に合った避妊の方法を選び、正しく使うことが大切です。さらに子宮頸がん検診を定期的に受け、将来の妊娠・出産に備え、健康的な生活を心がけましょう。
この年代に多い病気
子宮頸がん
子宮の入り口にあたる子宮頸部に発生するがんです。
性感染症(クラミジア、淋菌、HPVなど)
性的接触によって感染する病気で、クラミジアや淋菌などの細菌やHPVというウイルスが原因となります。
子宮内膜症
子宮内膜(子宮の内側を覆っている組織)が子宮以外の場所で増殖する病気です。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
卵巣に多数の小さな嚢胞ができる病気で、生理不順や多毛、肥満などの症状が現れます。
30代後半〜40代
30代後半から40代は不妊に悩む人が増える年代です。不妊の検査や治療について医師とよく相談することが大切です。また妊娠・出産に伴う合併症のリスクについて理解し、定期的に妊婦健診を受けることが重要です。さらに子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が見つかることがあるので、適切な治療方法を医師と一緒に決めましょう。
この年代に多い病気
子宮筋腫
子宮の筋肉組織にできる良性のこぶで、過多月経や貧血、不妊の原因になることがあります。
卵巣嚢腫
卵巣にできる袋状の腫れで良性のものがほとんどですが、まれに悪性のこともあります。
不妊症
避妊をしないで性交渉を繰り返しているのに、一定期間妊娠しない状態を指します。
40代後半〜50代(更年期)
更年期の40代後半から50代は、ほてり、寝汗、不眠、イライラ、憂うつなどの更年期症状で悩むことがあります。これらの症状はホルモン補充療法や漢方薬、サプリメントなどを組み合わせることで和らげることができます。また骨粗鬆症の予防が重要になってくるので、骨密度検査を受け予防法を実践しましょう。
この年代に多い病気
更年期障害
更年期に起こるホルモンバランスの変化によって、ほてりや発汗、イライラ、不眠などの症状が現れる状態です。
子宮体がん
子宮の奥にある子宮体部に発生するがんです。
卵巣がん
卵巣に発生するがんで、初期は自覚症状に乏しいことが多いです。
60代以降
60代以降は膣の乾燥や痛みによる不快感を感じることがあります。これらの症状は、ホルモン剤や潤滑剤を使うと楽になることがあります。また骨粗鬆症の予防と治療、転倒しないように気をつけることが大事です。さらに、うつや物忘れなど心の変化にも注意が必要です。気になる症状があれば医師に相談しましょう。
この年代に多い病気
骨粗鬆症
骨がスカスカになって骨折しやすくなる病気です。
膣萎縮症
エストロゲンの低下により膣の粘膜が薄くなり、乾燥や痛みが生じる状態です。
尿失禁
尿が不随意に漏れてしまう状態で、更年期以降の女性に多くみられます。
子宮脱
子宮が下がってきて膣から飛び出してしまう状態です。