デリケートゾーンのかゆみ

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デリケートゾーンのかゆみとは

デリケートゾーンとは生殖器や肛門周辺など、敏感で傷つきやすく、清潔に保つ必要がある身体の部位を指します。具体的には以下の部位のことです。

  • 外陰部(大陰唇、小陰唇、クリトリス)
  • 会陰(膣と肛門の間の部分)
  • 肛門

 
これらは皮膚が薄く汗腺や皮脂腺が多い上、湿度が高いために雑菌が繁殖しやすく、かつホルモンの影響を受けやすい部位です。したがって不衛生にしている場合はもちろん、過度な洗浄や洗浄力の強い石鹸等の使用などによる強い刺激が原因で、炎症を起こしやすい特徴があります。そのためデリケートゾーンは痛みやかゆみが出やすい傾向にあるのです。

こんな症状はありませんか?

デリケートゾーンのかゆみがある場合、同時に次のような症状が現れることがあります。中には症状が悪化したり、不妊症や早産・流産につながったりするものもあるため、心当たりがありましたら早い段階で婦人科を受診することをおすすめします。

  • おりものの量が増えた
  • おりものの色がおかしい
  • おりものの匂いがきつくなった
  • 外陰部や膣が赤くなったり、腫れたり、痛みがあったりする
  • 性交痛がある
  • 排尿時の痛みや違和感がある
  • 下腹部の痛みがある
  • 発熱がある
  • かゆみや痛みが悪化している
  • デリケートゾーンの皮膚が乾燥したり、ひび割れを起こしたりしている
  • 膣の乾燥や痛みを感じる
  • 外陰部の皮膚が薄くなったように感じる
  • デリケートゾーンに黒ずみや白い斑点ができている など

デリケートゾーンのかゆみの原因

デリケートゾーンのかゆみの原因

デリケートゾーンのかゆみは、以下のような原因によって引き起こされます。

感染症

カンジダ症、トリコモナス症、細菌性膣症などの感染症は、外陰部や膣内の環境が変化することで発生し、かゆみやおりものの異常、痛みなどの症状を引き起こします。性感染症であるクラミジアや淋病もかゆみの原因となり得ます。

アレルギー反応や刺激

石鹸、ボディウォッシュ、スプレーなどの刺激の強い製品や、ナプキン、タンポンなどの生理用品、コンドームやローションなどの性的活動に関連する製品がデリケートな肌に合わない場合、かゆみや赤み、腫れなどの症状が現れることがあります。また下着の素材が合成繊維などの場合も刺激となることがあります。

ホルモンバランスの変化

更年期、妊娠、ホルモン療法などによるエストロゲンレベルの変動は、膣内の粘膜を薄くし、分泌物を減らすことで乾燥やかゆみを引き起こす可能性があります。

皮膚疾患

皮膚疾患がかゆみの原因となることもあります。接触性皮膚炎は外陰部の皮膚が何らかの刺激物質に反応することで起こり、尋常性乾癬や扁平苔癬などの皮膚疾患もデリケートゾーンに発生した場合、かゆみを伴うことがあります。

その他

ストレス、免疫力の低下、過度に清潔すぎるケア、加齢に伴う膣の乾燥などの要因もかゆみに関与します。

デリケートゾーンのかゆみがある際に実施される検査

デリケートゾーンのかゆみがある場合は、問診や視診・内診以外に次のような検査を行い原因を絞り込んでいきます。

顕微鏡検査

膣内の分泌物をスライドガラスに採取し顕微鏡で観察します。検査は簡単で結果もすぐにわかるため、感染症の診断に役立ちます。

培養検査

膣内の分泌物を培地で培養し、原因微生物の種類や薬剤感受性を調べます。

血液検査

性感染症の有無やホルモン値の異常を調べるために行われます。

デリケートゾーンのかゆみにお困りの際は当院へ

奈良市・奈良駅のならまち内科 あいりレディースクリニックはこうしたデリケートゾーンのお悩みにも対応しています。症状が現れている際は安易に自己判断をせず、早い段階で当院までご相談ください。

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